2026年2月16日(月)

番町皿屋敷 お菊塚

神奈川県平塚市紅谷町15-22 紅谷町公園

お菊塚

「うらめしや、表のそば屋」(怨めしや→裏飯屋)

懐中電灯で顔を下から照らし、声色を変えて「怨めしや~」と言った後に落ちを付ける。子どもの頃、そんなたわいのない遊びをしていた。

公園

ものを数えるときには「一枚、二枚、・・・」とゆっくり数えて、最後に「一枚足りない」と付け足す。その頃はやっていたのか、当時の基礎知識だったのか、怪談「番町皿屋敷」のこのくだりを友だちはみんな知っていた。

そのお皿を数える幽霊になったお菊さんの墓が、平塚駅の西口から100mと離れていない繁華街の中にある。平塚市観光協会の説明によれば、戦後の区画整理事業により墓自体はしかるべき場所に移転したというが、跡地は再開発されることもなく、名前ばかりのがらんとした公園となったその片隅に「お菊塚」が残されている。

落語「お菊の皿」(皿屋敷)は毎晩皿を数えるお菊さんの幽霊を見ようと見物人が集まり、夜店も出るほどのエンターテインメントになった顛末を滑稽噺にしたものだ。同じように幽霊興行をするのは無理としても、ここにビルを建てたりお店を開いたりするには、やっぱり祟りが怖いと思うのかな。

※ 幽霊とは関係ないが、父は食後に「うまかった、牛負けた」(美味かった→馬勝った)というのが口癖だった

平塚市観光協会の説明板