初代南極観測船「宗谷」
東京都江東区青海二丁目地先 青海北ふ頭公園

子どもの頃、冒険と言えば船、探検と言えば南の島だった。四方を海に囲まれた日本では、徒歩や車などの陸上交通で海外へ出ることはできないし、飛行機や宇宙ロケットはまだ身近な存在ではなかった。

南の島のジャングルの奥には謎の王国の秘宝が眠り、火山島の地底深くには太古の古代生物が潜んでいる。そんなことを想像しながら、シンドバッドの冒険や海賊船の物語、ムー大陸の伝説、コロンブスやキャプテン・クックの偉人伝などを読んで胸躍らせていたものだ。
そのなかに、南極探検は含まれていなかった。
1957年に日本が本格的に南極観測を始めた時の南極観測船「宗谷」が、2011年に本館での展示を休止した船の科学館に唯一残った展示施設として公開されている。凍った海に船が閉じ込められたり、命からがら帰国した際に置いて行った犬ぞり用の樺太犬「タロ」と「ジロ」の奇跡の物語など、初期の南極観測にもそれなりの物語はあったのだが子どもの頃のわたしには届いていなかったのだ。
今日は運よく東京国際クルーズターミナルに寄港したクルーズ客船「ディズニーアドベンチャー」を見ることが出来た。全長342m、総トン数208,000トン、デッキ数(階層)20の巨体に2,111室の客室を配し、乗員・乗客あわせて9,000名を収容する巨体に圧倒される。各種ショップ、ダイニングはもちろんエンターテインメント施設も充実したまさに動くディズニーリゾートを一目見ようと、たくさんの人が桟橋に詰め掛けていた。
