2026年3月7日(土)

勝利のヴィーナス / 洗濯する女

静岡県静岡市駿河区南町15 JR静岡駅南口

勝利のヴィーナス

静岡駅前にルノアールがある。と言っても喫茶店の話ではない。印象派の画家ピエール=オーギュスト・ルノワールの彫刻(彫刻家リシャール・ギノとの共作)が2点、駅前広場に立っている。

洗濯する女

オルセー美術館学芸員の解説が添えられているので偽物ではないらしい。しかし世界の著名な美術館にその作品が収納され、億の値が付くこともある作家の彫刻がこんなところで雨ざらしになっていていいものかと思ったが、考えてみれば上野の「考える人」(ロダン)も屋外にあった。

キャプションにはルノアールの没後70年以上後の年が鋳造年として記されている。ブロンズ像は作家が作った原型に金属を流し込んで鋳造する方法で制作されるので、原形さえあればいつでもいくつでも作ることが出来るのだ。

そうして複製されたもの(レプリカ)は偽物ではないけれど、本物(オリジナル)とも言いにくい。その価値は作家本人あるいはそれに相当する機関が監修するかしないかで判断されるようだ。作家によっては死後の鋳造を禁じている人もいるし、ロダンのように積極的に複製を認めている人もいる。

ルノアール作品に特に興味はなかったけれど、レプリカの問題が気になったのでチェックしてきた。

(キャプション) 勝利のヴィーナス | 洗濯する女