高原の駅よさようなら誕生の駅
福島県双葉郡浪江町権現堂塚越8 JR浪江駅

降り立った浪江駅前はがらんとして寂しい印象だった。それが震災によるものなのか、もともとそういう地方都市だったのかはわからない。道路の舗装はひび割れ、空き地ばかりが目立つ景色が広がっている。

そんな駅前にポツンと歌碑が建っていた。
海辺の町なのに「高原の駅よさようなら」とは不可解だが、作曲者の佐々木俊一が浪江の出身なのだそうだ。添えられた説明によれば、古賀政男と共に昭和歌謡界の二大巨頭と呼ばれていたという。
碑の前に立つと曲が流れる仕掛けになっていた。聞こえてきたメロディーは哀愁に満ちていて、駅前風景が余計に切なく感じられてしまう。最後まで聞かずに走り出してしまった。
駅周辺では2030年完工をめどに隈研吾らも絡む大々的な整備事業が進められている。またその頃来てみよう。
