福島第一原子力発電所のサイン
福島県双葉郡大熊町大字夫沢字長者原 長者原交差点

国道6号の福島第一原子力発電所の西側を通過する区間は、2014年に自動車、20年に二輪車(バイク)の制限が解除されて全通した後も、自転車・歩行者は通行ができなかった。

それが可能になったのは2022年8月末。今回はその区間を走ってみた。
双葉から原発の横を通過して夜の森へ。両側はほとんどが帰還困難区域なので、通行はできるが右左折はできない。ものものしいバリケードや通行禁止の標示を横目に緊張しながら走って行く。
時折現れる自転車レーンのサインには、生活感たっぷりなかご付きのママチャリが描かれていた。その能天気さというか、違和感にめまいがする。そんな自転車がここを走る日はいつになるのか。
途中に原発への道標があってその先に施設の姿が見えた。あれから15年が経つ今も続く廃炉作業の進捗が聞こえてくることはほとんどない。隠しているわけではないと思うけれど、世間の関心は違う方に向いてしまっている。
わたしは忘れない。改めてそう思った。
