2026年6月15日(月)

第六天(大六天)

古墳

最初に第六天を知ったのはMTB散歩を始めたばかりの頃に訪ねた世田谷の「第六天塚古墳」でした。第六・天塚・古墳かと思ったら第六天・塚・古墳だったのです。今までに「第六天」というものを聞いたことが無かったので興味が湧きました。

魔王

調べてみると、第六天とは他化自在天(たけじざいてん)という仏教の神で、かつては神仏習合により第六天神として神社に祀られていたそうです。江戸時代には武蔵、相模の国を中心に広く分布していたようですが、明治時代の神仏分離によって他の神社に合祀されたり廃止されて今はほとんど残っていません。

他化自在天は大六天魔王とも呼ばれ、仏教の修行を邪魔する存在とされています。また、比叡山焼き討ちなど仏教勢力に対して厳しい態度をとっていた織田信長が自らを大六天魔王と名乗っていたという説もあり、それを嫌って第六天が歴史から消されて行ったのではないかということを言う人もいます。

そういうミステリアスな所が気になって、散歩先で第六天を見つけると寄ってみることにしています。

残っている神社の多くは第六天を神代七代の六代目面足尊(おもたるのみこと)と惶根尊(かしこねのみこと)に置き換えて祀っているそうです。名前を変えて、元第六天であったこともあえて公言していないようなところもあって、ますます気になる存在なのです。

写真左(第六天塚古墳) | 写真右(大六天魔王神社)