永 平 寺
福井県吉田郡永平寺町志比5-15

観光ガイドが「NHKのゆく年くる年で有名な永平寺」と言っていた。そんなに何回も中継があったかどうかはわからないが、確かにここで撮られたと思われる除夜の鐘のイメージが脳裏によみがえってくる。年越しにふさわしい静けさと厳粛な雰囲気が感じられる。

曹洞宗の大本山である永平寺は禅の修行道場として知られ、全国から集まった多くの雲水が厳しい修行の日々を送っている。一般人の参禅体験も可能だ。
現代風に言えば研修所ということになるのか。大庫院(だいくいん)は給食センター、東司(とうす)はトイレ。訳してしまうと身も蓋もない感じがするが、回廊でつながれた壮大な七堂伽藍のなかで厳格な規律に従った修行が行なわれている。
帰りがけに、修行に訪れた雲水が受付(チェックイン)を済ませて中に案内されていくところにすれ違った。手にはコロコロ(スーツケース)を牽いている。ここへ来るまでの道中では、ワイヤレスヘッドフォンで音楽を聴きながら来たのかなぁ。
そんなことを想像したら、少しめまいがした。
