鉄道院403号蒸気機関車
東京都江東区豊洲6-2-7 芝浦工業大学附属中学高等学校

豊洲にSLがいた。
明治19年(1886)にイギリスから輸入されたもので、展示台は鉄道開業時の明治5年(1872)に田町―品川間に築かれた高輪築堤をイメージしている。

大正11年(1922)に鉄道省(現JR)鉄道教習所内に開校した「東京鐡道中学」を前身とする芝浦工業大学附属中学高等学校の、創立100周年を記念して設置されたものだ。
豊洲で403号が走っていた記録は無く、高輪築堤も直接の関係は無いが、明治から大正にかけて同じ時代に歴史を作った三者に思いを馳せ、どこかで何かの縁があったかもしれないと想像してみるのもおもしろい。
引退したSLの目の前を、平成7年(1995)に開業した無人運転のゆりかもめが走って行く。学校では未来の新交通システムを作るかもしれない若者たちが勉学に励んでいる。403号はそれを温かく見守っている。
