朱 雀
東京都江東区若洲3-2 江東区立若洲公園

江東区の四神めぐり。二つ目は朱雀。南の守護神だ。
朱雀の像が設置されている若洲公園はリニューアル工事のため閉鎖されていた。柵の外から見る姿は、特徴的なクジャクのような尾が台座の向こうに隠れてしまい大きく広げた翼ばかりが印象的に見える。

それでピンときた。
これは広重の名所江戸百景「深川洲崎十万坪」で空の高みから深川の地を見下ろしていた鷲ではないか。
江東区には埋め立てによって開発されてきた歴史がある。その歴史は江戸時代にまで遡り、十万坪は今の江東区千田および千石周辺(木場公園の東側)の干潟を享保8年(1723)から行われた新田開発によって埋め立てたエリアだ。
若洲公園はゴミ処理場として昭和40年代(1965~74年度)に埋め立てられた15号地の跡にある。今も埋め立ては続き、区が発行する「江東区のあゆみ」によれば明治15年(1882)に11.4km2だった区の面積は令和8年(2026)に42.99km2と4倍近くにまで広がっている。
その発展を空の上から見守ってきた鷲を朱雀に見立てたのだろう。
※ 朱雀を見て次へと走りだしたまさにその時にパンクをしてしまい、今日の四神めぐりはここまでとなってしまいました。
若洲海浜公園の公園管理事務所で空気入れを貸していただきありがとうございました。
