洲崎神社
東京都江東区木場6-13-13

狛犬がピンク色の台座に載っていていつもと様子が違う。児童遊園に置かれたワンちゃんかライオンさんのオブジェみたいだ。台座は昭和のものだと思われるが、「第六 二番組」と江戸時代の火消しの名を刻んだ石が埋め込まれている。

悠然と構えた阿形と獲物を狙って台の下を窺う吽形。詳しい説明はなく奉納された年も不明だが、たぶんこれは、崩れた獅子山を組み直して狛犬に仕立てたものではないだろうか。
吽形は谷底から這い上がってくる子獅子を心配して覗きこんでいる姿だ。
しかしその子どもの姿が見当たらない。獅子山とともに失われてしまったのだろうか。帰らぬ子どもを待ち続ける母とか。何か悲しい事情も想像される。
いやいや子獅子はきっと無事に険しい岩山を登り切り、立派に成長して旅立っていったのに違いない。洲崎神社のマスコット・玉の輿たまちゃんのサポートで素敵なパートナーに恵まれ、どこかで幸せな家庭を築いていることだろう。たまには里帰りしてお母さんに会いに来てあげて。
