荒川水位表示モニュメント
東京都江東区亀戸2-21-9 亀戸駅前公園

今年の夏は雨が多かった。
東京で8月27日から10月2日まで37日連続で雨が降って最長記録を更新したほか、それ以前にも各地で断続的に雨が降り続き、8月13日夜には千葉市周辺を襲った集中豪雨で多数の死者や建物被害があった。その後も台風25号などで被害が相次いだ。

今回は都市部で大量の雨が降ったため、冠水した道路を水しぶきを上げて走る車や、立ち往生して放置された車の映像が繰り返し流されたのが印象的だった。水没した車の乗員が亡くなる痛ましいケースもあった。
東京下町のいわゆるゼロメートル地帯は、昔から荒川の氾濫による水害に悩まされてきた。大正13年(1924)に荒川放水路(現在の荒川)が開削され、スーパー堤防の建設などその後も対策を続けたことで災害は減り、今回も大きな被害は防げたようだ。
亀戸の駅前に建つ荒川水位表示モニュメントには、過去の災害時の荒川の水位が表示されている。立っている場所は海抜-0.9mだが、例えば昭和54年(1979)第20号台風の時の荒川の水位は+3mを越えたところに線がある。モニュメントの高さ8mの目盛りに堤防高とあるから、堤防によって荒川の氾濫は防げたのだと思われる。
しかし慢心は禁物だ。今回の千葉の災害を見て改めて災害の怖さに気付かされた。
