興禅院弁財天
埼玉県川口市安行領家401 興禅院
今年は巳年。去年が辰年だったので龍からヘビにグレードダウンと言うか、ちょっと不景気な感じがする。物価は上がっても収入は増えず、あいかわらず物騒な事件がニュースを賑わし、ウクライナや中東の戦争は終わる気配がない。
年の初めからそんなことをぼやいていてもしょうがないので、景気づけに狛犬代りの狛蛇がいるという川口市の弁財天まで新年の走り初めに行ってきた。
興禅院弁財天の祠には、石碑に彫られたヘビが祀られている。人頭蛇身の宇賀神は弁天様に縁のある神様として知られているが、それではなく、昔から伝わる大蛇伝説に由来してここではヘビそのものがご神体とされているのだそうだ。
その弁天様を守る狛蛇は令和2年(2020)に奉納された新しいもので、現代風にやさしい顔をしている。鱗のない体でとぐろを巻いた姿は鏡餅のようだ。
ヘビは脱皮をして成長するので、過去のしがらみや厄を落とすとか、新しく生まれ変わるという意味で縁起が良いとされている。ヘビの抜け殻を財布に入れておくと金運が上がるとも言われている。
そんな御利益に恵まれて、今年もいい年になりますように。