2025年1月21日(火)

長谷寺の宇賀神

神奈川県鎌倉市長谷3-11-2 長谷寺

宇賀神

日本最大級の木造仏像ともいわれる十一面観音菩薩立像で知られる長谷寺に蛇がいるというので見に行ってきた。宝物館をリニューアルした「観音ミュージアム」では、巳年にちなんで弁才天などを展示する特別展を開催中だ(※)。

長谷寺

蛇はミュージアムではなく、弁財天が祀られた弁天窟にいた。

とぐろを巻いた宇賀神が洞窟の入り口近くに祀られている。井の頭弁財天の宇賀神には大きな人間の顔がついて初めて見た時にはぎょっとしたが、ここの宇賀神は蛇そのままの姿でかわいらしい。

背を屈めなければ通れないような個所もあって探検気分が楽しめる弁天窟や、鎌倉の街と海が一望できる見晴台、本堂裏山にはさらに壮大な景色を楽しむことができる眺望散策路もある。境内には梅や水仙が咲き始めていて、お詣り以外にもいろいろな楽しみがあった。

経蔵には一切経(大蔵経)が収められた回転式書架「輪蔵(りんぞう)」を囲んで、回転させることで納められた経文を唱えるのと同じ功徳があるといわれるマニ車が設置されていた。18基あるマニ車を、海外の仏教国から来たと思われる観光客が熱心に回す姿が印象的だった。

※ 2024.12.22(日) 〜 2025.3.8(土) 「2025年新春特別開帳 弁天さまと巳年(みどし)の神仏」

長谷寺 | 弁才天坐像 | 宇賀神