百 代 橋
(マンホール) 埼玉県草加市松江1-11 まつばら綾瀬川公園東側歩道
草加市のマンホールには、百代橋という風情のある木製らしい橋が描かれている。岩国の錦帯橋のような文化財的なものを想像して行ってみると、予想に反して近代的な技術で作られた公園内の歩道橋だった。
国指定名勝「おくのほそ道の風景地 草加松原」のシンボルとして、昭和61年(1986)に架けられたのだそうだ。奥の細道の冒頭「月日は百代の過客にして…」に由来して名づけられた。
草加松原遊歩道の南側には同じデザインで平成6年(1994)に架けられた矢立橋もある。
歴史のあるものではないけれど、周囲の景観にあった素敵なデザインだ。
実は訪ねてみるまで草加に松原があることも、奥の細道にゆかりの地であることも全く知らなかった。マンホールをきっかけにして新しい出会いがあったというわけだ。
観光の起爆剤としてデザインマンホールの設置やマンホールカードの配布が盛んになる理由がよく分かった。