草加松原
埼玉県草加市神明2-5 札場河岸公園
煎餅で有名な草加が日光街道の宿場町だったということをはじめて知った。一説には宿場の茶屋でおせんさんが、売っていた団子の余りを焼いて作ったのが草加せんべいの始まりだという。
その草加宿を代表する景勝地が綾瀬川沿いの旧日光街道に植えられた草加松原だ。
江戸時代から名所として知られ奥の細道の旅の途次に松尾芭蕉も立ち寄ったというが、それにしては木が若い。近年の道路拡張や公害などで昔からの木は数を減らし、半世紀ほど前から改めて整備されたものなのだそうだ。
午前中の早い時間にもかかわらずたくさんの人が散歩に来ている。そのなかにかなり本気な感じの、いわゆる市民ランナーがひっきりなしに走ってくるのが気になった。今日は休日なので日ごろの運動不足解消にひとっ走り、というには服装も走り方も本格的だ。
調べてみると、来月(3月9日)今年で12回目になる「草加松原太鼓橋ロードレース大会」というランニングのイベントが開催されるのだそうだ。2,000人以上のランナーが参加する本格的な大会で、一般ランナーのほか親子や車椅子の競技もあり、仮装した人も参加できる。
今日は煎餅だけじゃない草加をいろいろ知ることができて良かった。
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