2025年2月11日(火)

な ま ず

埼玉県草加市神明2-4-19 サン勇建設

なまず

おせん公園の前で信号待ちをしていたら、向かいのビルに巨大なナマズが貼り付いているのが目に入ってびっくりした。師匠を追ってきた曽良も手を挙げて「あれはなんだ?」という顔をしている。

曽良

アユの塩焼きのように串刺しになった形なので、ナマズ料理がこの地域の名物なのかとも想像したが街中にそういう店は見当たらない。すぐ横を流れる綾瀬川にナマズ伝説があるという話も無いようだ。

ビルの看板を頼りに検索してみると、アレルギー疾患やシックハウス症候群に考慮して自然素材にこだわり、地震に強い頑丈な注文住宅を得意とする建設会社が見つかった。地震を予知するということで「なまず」をキャラクターにしているそうだ。

ところが残念なことに、見つけた記事によると昨年(2024)の春に業績不振により会社は破産、事業継続を断念したという。そういわれてみるとナマズの姿も心なしか精彩を欠いているように見える。

今日はこの後、帰り道に神田を通って、「顔のYシャツ」が建物ごと無くなっているのに気がついた。このナマズ君の運命が心配だ。

松尾芭蕉翁像と河合曾良像