多摩川住宅の桜並木
東京都狛江市西和泉
見事だった多摩川住宅の桜並木が伐られてしばらくになる。調布市エリアの桜はほとんどが無くなり、狛江市部分は傷んだ枝が払われてこじんまりした印象になった。
調布市で昔の木が残っているのは土手沿いの染地通りだけ。以前は土手下の草地にずらりとお花見のシートが並んだものだったが、手入れされて見栄えがしなくなったせいか、今日はだれも座っていなかった。
狛江市内の多摩川住宅外周道路は「根川さくら通り」と名付けられている。命名された当時から状況は変わっても、まだその名にふさわしい景色を保っているのがうれしい。ここから狛江駅方面に延びる「六郷さくら通り」(旧六郷用水跡)ともども、狛江市は桜を守って行こうと考えてくれているようだ。
調布市部分でも、桜が伐られたあとに植えられた新しい苗がぼちぼち花を咲かせてきている。
以前のような景色が復活する日が来るのか。それとも、令和世代の感覚で新しい風景に生まれ変わるのか。心配しながら、楽しみに待ちたい。
(参考) 2025年の東京の桜開花宣言は3月24日。最高気温が20度を超える日が続いて30日には満開宣言が出ましたが、その後一転して雨がちの寒い日が続きお花見はあまり楽しめませんでした。