不忍池辯天堂の宇賀神
東京都台東区上野公園2-1 不忍池弁天島
巳年にちなんで年明けから蛇(巳)を祀った神社仏閣を回っている。今日は花見を兼ねて上野に行ってみた。不忍池の辯天堂に人頭蛇身の宇賀神が祀られている。
立派な髭を生やした好々爺の顔と、おどろおどろしい蛇の胴のアンバランスが何とも言えない不思議な感じ。横から見るとちゃんと鎌首をもたげた格好をしている。
本来、弁天様は仏教の神様なのだが、ここでは神道の宇迦之御魂神(うかのみたま)に由来する宇賀神と習合した宇賀弁才天として祀られている。弁天様の頭の上に載った宇賀神だけが表に出てきた感じだ。
だから辯天堂には鳥居が無いが、宇賀神には金色の鳥居が設置されている。
辯天堂は花見から流れて来た観光客で賑わっていた。
最近はどこへ行っても海外からの観光客の姿が目立つ。ここでも例に洩れずたくさんの外国人が宗教に関係なく詣でている。日本人の姿が見えないのはたぶん、お山の上で桜の木の下に座り込んでいるのだろう。