2025年4月29日(火)

助六と揚巻

東京都台東区花川戸1-3-4付近 助六夢通り

シャッター絵

浅草の吾妻橋と言問橋の間の隅田川沿いの裏道は、この地を舞台にした歌舞伎の演目「助六由縁江戸桜(ゆかりのえどざくら)」に由来して「助六夢通り」という愛称で呼ばれている。観光客は川沿いの隅田公園の中を歩き、車は江戸通り(国道6号)を走るから、人通りの少ない自転車向けの道だ。

マンホール

通りに沿って、演目に登場する「花川戸の助六」とその恋人の花魁・揚巻が描かれたデザインマンホールが設置されている。通りに面したホテルのシャッターにも記念撮影の背景用に二人の姿と富士山が描かれていた。

浅草に押し寄せる外国人観光客の受けを狙ったのかなとも思うのだが、効果のほどはいかがなものだろうか。

ちなみに稲荷寿司と海苔巻きを詰め合わせた助六寿司は、稲荷の油「揚」げと海苔「巻」きを揚巻に見立てて助六の名がついたという。歌舞伎はわからないけど助六寿司ならわかる。目の前の隅田公園で花見をするときにちょうどいい。

花より団子。芝居よりお寿司。やっぱり食べものの話になっちゃうなぁ。