2018年6月14日(木)

持 光 寺

広島県尾道市西土堂町9-2

アジサイ

見慣れない大石の山門にぎょっとした。

例えば、以前はここに鉄道か道路の高架橋があってその橋台だけが残ったとか、実際にトンネルがあったのだが周りの山が切り崩されてここだけ残ったとか、そんなことを想像させる異様な姿だ。

延命門

裏山の日輪山より切り出された36枚の花崗岩で造られていて、巨石が発するパワーにより寿命が延びる「延命門」と呼ばれているのだそうだ。

山門の前を横切る道は、市街地背後の山すそを巻くようにして天寧寺や浄土寺など尾道を代表するお寺を結んでいる。いかにも尾道らしい狭くて迷路のような路地裏散歩が楽しめる。

前回来た時にはその道の途中に枝を水平に伸ばした臥龍の松があったのだが、20年前に枯れてしまい今はその切株だけが残されていた。ということは、わたしがその元気な姿を見たのは30年ぐらい前だったか。年をとったものだ。

持光寺はあじさい寺としても知られていて、ちょうど今が見ごろになっていた。

持光寺について | 臥龍の松