地下鉄博物館
東京都江戸川区東葛西6-3-1 東京メトロ東西線葛西駅高架下
連日記録的な猛暑が続いている。TVニュースのアナウンサーは、外出はせずに、エアコンをつけた室内で身の安全を確保せよと繰り返している。「身の安全を確保」とは大げさに聞こえるが、各地で40℃に迫る最高気温が記録され、それが冗談ではない状況になっているのだ。
わたしが社会人になった頃はまだクールビズもなく、エアコンも今ほどには普及していない中、しっかりとスーツの上下にネクタイを締めて通勤していた。もちろん暑かったけれど、今ほどではなかったように思う。
オフィスや通勤電車にエアコンが導入されていく中、地下鉄だけはなかなか整備が進まなかった。各車両のクーラーの室外機から出る熱がトンネルにこもり、駅の温度が高くなりすぎて大変なことになると言われていたからだ。
技術が進歩して、今では地下鉄も100%冷房が入るようになった。
地下鉄博物館でそんな昔のことを思い出して気がついた。今の酷暑って、あの時の地下鉄のトンネルの状況なんじゃないだろうか。暑いからエアコンを入れる。室外機の熱で家の外が暑くなる。それでまたエアコンを強くする。
もちろんそれだけが原因ではないけれど、地球温暖化についてもっとよく考えなければいけないな、と思った。