2025年7月26日(土)

大槌町の花・鳥・木と魚

岩手県上閉伊郡大槌町本町10 大槌駅前

マンホール

大槌駅前に町のシンボルをデザインしたマンホールを見つけた。穏やかな海の上を飛ぶ町の鳥・カモメの周りを町の花・新山つつじと町の木・ケヤキの葉が彩っている。

碑

穏やかで幸せな風景だ。

駅前にはサケの碑があった。平成9年(1997)に開催された全国豊かな海づくリ大会を記念して、新たに町の魚をサケと定めたことが記されている。

ところで、塩漬けにした鮭一匹を丸のまま干してつくる新巻鮭は大槌町が発祥の地なのだそうだ。安土桃山時代の大槌城主・大槌孫八郎が当地の特産品として開発したといわれ、2023年には「南部鼻曲がり鮭の新巻鮭」の名称で、文化庁の「100年フード」に認定された。

昔はお歳暮の定番商品として歳末には町の魚屋にずらりと並んだものだったが、今は滅多に見ることがなくなった。どんなものだったかなと振り返って思い浮かぶのは、重要文化財に指定された高橋由一の油彩画「鮭」(東京芸術大学大学美術館所蔵)ぐらいかな。

大槌町の魚・サケの碑