2025年10月6日(月)

浦安のマンホール

千葉県浦安市猫実1-2 浦安公園ほか

第2弾

浦安は埋め立ての町だ。

明治22年(1889)に堀江村、猫実村、当代島村が合併してできた浦安村が明治42年(1909)に浦安町(※)となった当時の面積は4.43平方キロメートル。それが、昭和39年(1964)に始まった海面埋立事業により、現在はその4倍を超える18.79平方キロメートルになっている。

第1弾

埋め立て前の町域は主に市役所通り北側の部分で元町地区と呼ばれている。住宅地としては第1期埋立(~1975)でできた地域を中町地区、第2期埋立地(~1981年)を新町地区と呼び、市域は工場地帯の工業ゾーンとディズニーリゾートのあるアーバンリゾートゾーンを加えた5つの地域で構成されている。

市役所前にあったマンホールは元町地区を代表する境川の桜とアーバンリゾート風な新町地区の風景、対照的な新旧のイメージを並べて、浦安の発展と新たな魅力をアピールするデザインになっていた。

市役所通りを渡った反対側、浦安公園内のマンホールのテーマは「夕暮れ時からのナイトタイムの魅力ある浦安」だそうだ。ディズニーリゾートの玄関口・JR舞浜駅と新浦安駅の花火、夕焼けに染まる第一江戸川橋梁がデザインされている。手前の舟に乗っているのは浦安市郷土博物館のマスコットキャラクター「あっさり君」。乗っているのは貝や海苔採りに使う一人乗りのべか舟だ。

※ 昭和56年(1981)から浦安市。東京ディズニーランドの開園はその2年後の昭和58年(1983)。

浦安市教育委員会の説明板(金魚池跡)