二の宮・少彦名命「えびす様」
東京都千代田区外神田2-16-2 神田明神

恵比寿様と言えば釣り竿と鯛を抱えた、小太りで笑顔が素敵な好々爺の姿が思い浮かぶ。七福神の仲間と宝船に乗って、穏やかな海をどんぶらこと楽しそうに渡って来るイメージだ。

ところが神田明神のえびす様は北斎の浮世絵ばりの大波の中にイルカやカツオたちを従え、天上天下我一人、世界を統べるのはわたしだと言わんばかりの毅然とした姿を見せている。
もともとは金工作家・宮田亮平の彫金作品だけだったものが、2023年に神田明神文化交流館「EDOCCO」の会館を機に松井守男の「blue・bleu・ブルー」とコラボレーションしたことで凄みが増したような気がする。
文化交流館脇の目立たないところにあって訪れる人もまばらだけれど、新時代のえびす像を表現した見ごたえのある作品だと思った。もっとフューチャーされてもいいはずなのに、もったいない。
