花 吹 雪
東京都武蔵野市緑町2-2-28 武蔵野市役所

ハナフブキ。
満開を過ぎた桜が春の風にあおられて一斉に舞い散る様子が吹雪のように見えること。あれ?間違ってはいないけれど何か違和感を感じてモヤモヤする。いつもは違う言葉を使っていたように思うのだがすぐに出てこない。

こういうことが時々ある。
これが「フインキ」と「フンイキ(雰囲気)」ぐらい違えばすぐにわかるのだが、「花吹雪」は正しい言葉なので最初はやり過ごして、でも、はたと気づいて立ち止まる。あれ、なんって言っていたっけ?
「吹雪」とは言っても花吹雪のイメージは雪女のそれのように激しく厳しいものではなく、やさしく華やかに感じる。頬を打つ雪片(花びら)はやわらかでその勢いに翻弄されることはない。
ところが、北村西望の花吹雪は激しく舞い踊る春の精の姿を借りて現れた。まさに雪女に対抗する風神となって野山を駆け巡り春を告げる春一番のイメージだ。
市庁舎の落成を記念して1980年に設置されたものだが原型は1961年の作。庁舎のロビーには1925年作の母子像が飾られている。
あっ、思い出した。いつも言っているのは「桜吹雪」だ。
