希 望
東京都多摩市関戸1-11-16 聖蹟桜ヶ丘駅前

高い台の上に天を仰いで立っている手足の長い細身の少女は、大きく翼を広げてその手の先から今まさに飛び立とうとしている水鳥を見ている。その先に広がっているのは、昨日の雪が嘘のように晴れた雲一つない青空。その青空が「希望」だ。

背中には麦わら帽子。捧げ持っているのは海辺で拾った貝殻だろうか。
夏休みにいろいろな経験をして成長した少女が、新しい一歩を踏み出そうとしている姿。胸の中にあったいろいろなもの、良いものも悪いものも、を鳥に託し空に飛ばして大人になっていこうとしている。
見ているわたしも自然と空を見上げる姿勢になるので、希望を胸に歩んで行こうという前向きな気分が湧いてくる。
道行く人は冷たい風に背を丸め、伏し目がちに通り過ぎていく。
ちょっと待って!立ち止まって彼女の姿を見てみようよ。そうして空を見上げたら何かを感じるんじゃないかな。
それがあなたにとって良いことでありますように。
