大国主命と狛ねずみ
神奈川県横浜市西区中央1-13-1 戸部杉山神社

戸部の杉山神社にも狛ねずみがいた。北新羽杉山神社と同時期に奉納されたもののようだ。今日は杉山神社が三つ目だが、神社の由緒書きによればここが本家ということになるらしい。
狛ねずみの説明を読んで、子どもの頃に読んだ日本神話を思い出した。

思い出したと言ってもはっきり憶えているのは「因幡の白兎」の話だけで、そのほかは断片的に「誰かが草原で火に囲まれる」「鏑矢」「海幸彦・山幸彦」「兄弟げんか」などのキーワードが浮んでくるだけだ。
そのうちの一つが大国主命の話だったことがわかったのだ。
わたしが子どもの頃はまだ戦後20年ぐらいの時代だった。アニメや子供向けの絵本などは少なく、今よりも日本神話の世界が身近にあったのだなと思う。戦前のように神国日本などと言うことはなかったけれど、その雰囲気は少なからず残っていたのかもしれない。
戦争未亡人をめぐるメロドラマや原爆の影響と思われる白血病の恋人との悲恋、正義のヒーローの自己犠牲は特攻隊精神を引き継いでいたのか。そんな当時の物語事情を考えてしまった。
今の人はどんな物語を見聞きして何を思うのだろか。
