煉瓦造りの燈明台
埼玉県ふじみ野市苗間372-1 苗間神明神社
鶴瀬駅前で富士見市の「ふわっぴー」を見て、次はふじみ野市の「ふじみん」を見ようとふじみ野市役所を目指して走っている途中、視界の右端にちらっと煉瓦造りの灯台のようなものが見えた。
気になって先の信号でUターンして戻ってみると、道路沿いの鳥居の奥に二階家ほどの高さの燈明台が建っていた。
煉瓦造りとは珍しい。神社自体は、失礼ながら、ごくごく普通のどこにでもある感じなのに燈明台だけが立派で目を惹く。
火袋(灯明を灯すところ)の窓は上部が微妙にアーチを描いていて、その下の台の部分の飾りも凝った作りになっている。竿(塔)の部分の曲線も美しく見ごたえがある。
市指定文化財にはなっているものの扱いは地味で、いつ誰が建てたのかの説明も現地にはなかった(※)。
いいものを発見してラッキーだったと思う一方、隣の川越市にあったら絶対に観光スポットとして人気を集めていたに違いないのに、と思うと残念だ。。
※ 明治20年頃に地元の名士神木家が奉納したらしい