郡山市のマンホール
福島県郡山市清水台2-13-21 ゆうちょ銀行郡山店付近ほか
郡山市のマンホールは、「山」の字の小篆(しょうてん)を図案化した市章のなかに、市の花・ハナカツミ、木・ヤマザクラ、鳥・カッコウがデザインされている。
花が二つあってわかりにくいが、カラーバージョンで紫色の花がハナカツミ、白いのがヤマザクラだ。
ハナカツミとは初めて聞く名前だ。陸奥国安積沼(現郡山市)に群生していた花と伝えられ、古来から和歌などに多く詠まれたがその種類は特定できていないらしい。松尾芭蕉も奥の細道の旅で安積沼を訪れた際、誰もハナカツミの花を知らなかったと書いている。
郡山市では明治9年(1877)に明治天皇が巡幸された折にヒメシャガを叡覧されたことから、ヒメシャガをハナカツミとして市の花に指定している。