水沢江刺駅
岩手県奥州市水沢羽田町駅前1丁目185
つい最近まで、わたしは東北新幹線に水沢江刺という駅があるのを知らなかった。
駅名の元になった水沢市も江刺市も知らず、それが平成18年(2006)に周辺の町村と合併して奥州市になったことも初耳だった。
そんなわたしに水沢江刺を教えてくれたのが旧水沢市出身の大谷選手だった。今回は彼をデザインしたマンホールと田んぼアートを見るために、初めて水沢江刺駅に降り立った。
駅前に大きな鉄瓶のオブジェが置かれている。南部鉄器は水沢市の伝統産業なのだ(※)。ほかには、前沢牛や江刺りんごが有名らしい。
ちなみに水沢江刺駅の発車メロディーには旧江刺市出身の大瀧詠一の「君は天然色」が使われている。町の中心は東北本線の水沢駅周辺にあるので、新幹線駅のまわりは閑散として空の広さばかりが目立つ。その広い空の青さが大瀧詠一っぽい気がした。
※ 江戸時代の水沢は仙台藩の管轄だったので、南部藩由来の南部鉄器に対して、岩手県南部の鉄器ということで区別されています