2025年8月9日(土)

弘前ねぷたまつり

青森県弘前市

扇ねぷた

「ねぶた」か「ねぷた」か。字も発音も似ているので、ぶ(BU)かぷ(PU)か迷う。

一般には「青森ねぶた」がBU、「弘前ねぷた」がPUで呼び習わされている。もともとは「ねむた」(眠たい)の方言がもとになっているという説があり、県内各地の同様のお祭りでも「ねぶた」「ねぷた」が混在して使われているようだ。

改札前

弘前駅に降り立つと、巨大なりんごのオブジェと並んだ扇型の灯篭「扇ねぷた」に迎えられた。

実物を縮小した模型とは言え、横長で舞台の一場面を表現したような青森のねぶた山車に比べるとこじんまりとした印象を受ける。描かれている題材も異なるが、男性が髭もじゃなところはあいかわらずだ。

新青森駅にも県内各地のねぶた・ねぷたが展示されていた。青森ねぶた、五所川原立佞武多(ねぷた)に並んで、弘前の扇ねぷたの横にはかわいい金魚ねぷたが飾ってあった。金魚ねぷたは祭り当日に子どもたちが持って練り歩くほか、祭提灯として沿道を飾ったりするものらしい。弘前市内を走る私鉄の弘南鉄道大鰐線では夏の間、車内を約350個の金魚ねぷたで飾った金魚ねぷた列車が走っている。

子どもの頃に遊んだブリキ製の金魚のじょうろもこんなデザインだったなぁと、懐かしく思い出した。

弘前駅改札前の展示