躍動の門 / 五大陸
千葉県浦安市舞浜2-27 浦安市運動公園

EXPO 2025 大阪・関西万博がもうすぐ終わろうとしている。開幕前はいろいろと物議を醸していた万博だが、開けてみれば大盛況で、当初「気持ち悪い」と言われていた公式キャラクター・ミャクミャクのグッズもバカ売れしているらしい。

それで、前回の万博Expo'70の「太陽の塔」を思い出して、浦安へ岡本太郎を見に行ってきた。
ディズニーランドの隣にある浦安市運動公園の入口に「躍動の門」、その奥に「五大陸」が設置されている。
門の上では奥入瀬のホテルにあった「河神」で河童の川流れになっていた人たちが、同じように飛び跳ねたり逆さまになったりして大はしゃぎしている。生田緑地の「母の塔」の上にもいる彼らはどこで見ても元気いっぱいだ。
かわって「五大陸」の方は静かな、ちょっと薄気味悪くもある不思議な作品だ。五つの塊がそれぞれどこの大陸を表しているのか、そもそもそれがわれわれの知っている地球上の五大陸なのかもわからない。見る角度によって形を変える様子は生きているようにも見える。と言ってもそれは、躍動とは正反対ののそのそと蠢くような感じだ。
その対比がおもしろい。
