2025年8月9日(土)

弘前の教会建築

青森県弘前市百石町小路20 カトリック弘前教会ほか

カトリック教会

明治政府によってキリスト教の禁教が解かれたのは明治6年(1873)。その前年(1872)に開学した東奥義塾に招聘されたジョン・イングら宣教師でもある外国人教師たちの存在によって、弘前は津軽地方におけるキリスト教布教の拠点となる役割を果した。

昇天教会

のちに青山学院院長となる本多庸一塾長がイングと共に明治8年(1875)に設立した弘前公会(現日本基督教団弘前教会)は、東北地方で最初のプロテスタント教会と言われている。その3年後(1878)にはカトリック教会も伝道を始めた。

教会堂や宣教師館の建設を通して洋風建築の技術が広まり、それ以外の用途でも多くの洋風建築が建てられた。それらを見て回る「建築散歩」は弘前市内観光のキーワードのひとつだ。

今日は三件の教会建築を見てきた。伝道開始当初からのものではないけれど、明治末から大正時代に建てられたレトロな雰囲気の聖堂は、赤(煉瓦)かったり白(モルタル)かったり、尖がっていたり四角かったり、いろいろに異なる建築様式が見られておもしろかった。

弘前カトリック教会 | 弘前昇天教会 || 日本基督教団弘前教会

旧東奥義塾外人教師館